--- datasets: - dataset_name tags: - machine-learning - deep-learning language: - en --- # I2I-Paint ![](0306-174056.jpg) ## 概要 AI画像生成をしていて「I2Iの為に画像を加工したいけど フォトショやクリスタを起動するほどではない」 「液タブの電源を入れるほどではない」というような ちょっとした加筆修正の時に使えるペイントソフトのpythonコードです。 出来た画像はクリップボードにコピーしてA1111のI2Iウインドウや ComfyUIのload Imageノードにペーストできます。 実行にはpythonのインストールが必要です。 Win11で動作確認しています。私の5700Xの環境では高速でカーソルを動かすと線が途切れるので同等以上のCPU推奨です。 また、ペンタブ操作はウインドウが動いてしまうのでマウスモードへの切り替えが必要になりました。 ※2025/03/11 描画がもっさりしすぎだったので画面書き換え回数と補間の点の数を増やしました。ご自分のCPUに合わせてコード冒頭の以下の数値を書き換えてください。 ![](setting.png) ## 使用法 pythonコードの「I2I-Paint.py」と「起動バッチ.bat」をダウンロードして 適当なフォルダに入れ、「起動バッチ.bat」をダブルクリックして下さい。 ## 操作法 画像の上で左クリックで描画、右クリックでスポイト、ホイールボタンで消しゴム切り替え、 ホイール上下でブラシのサイズ調整です。 ![](0306-183538.jpg) 新規ボタン:新規画像のサイズと背景色、ノイズの有無を選べます。 開くボタン:加工する画像ファイルを選びます。ウインドウへのドラッグアンドドロップでもOKです。 右クリックでクリップボード上の画像を後ろレイヤーに取り込めます。 保存ボタン:表示中の画像を保存します。 右クリックでクイックセーブです。 I2I-Paint.pyのフォルダに「saved_image」フォルダを作り、タイムスタンプをファイル名として画像を保存します。 ※保存される画像は表示中のレイヤーのものになるので気を付けてください。 ブラシキャンバス:クリックでブラシサイズを選べます。 消しゴム:消しゴムのON・OFFを切り替えます。ブラシキャンバス右クリックでも消しゴムモードになります。 カラーパレット:右の色相キャンバスは原色とそれに白か黒を混ぜたものを選べます。 キャンバス上右クリックで正確に原色を選べます。 原色に灰色を混ぜたものは左の彩度・明度キャンバスで選びます。 また、画像表示エリアの外でマウスホイールを上下すると現在選択中の色の明度を調整できます。 ナビゲーション:右クリックでリサイズモードと原寸モードを切り替えます。 リサイズモードは元画像をウインドウ内最大になるようリサイズ表示します。 原寸モードは原寸大表示でナビ内の黄色い長方形をドラッグして表示部分を選びます。 デフォルトはリサイズモードです。 Layerボタン:前レイヤー、後レイヤーの表示を切り替えます。 押すたびに「両方」→「前」→「後」の順で切り替わります。 右クリックで両レイヤーを統合して後レイヤーにまとめることができます。 Clipboardボタン: レイヤーを前後合成したものをRGB形式でクリップボードにコピーします。 また、右クリックすると前レイヤーの透明部分を黒、それ以外を白に変換したものをコピーします。 これをComfyUIのLoad Imageに貼ってマスク変換すると正確な前レイヤ―のマスクが得られます。 ![](image_20250305_193742.png) 以下はClipboardボタン右クリックを利用したInpaintワークフローです。 上のLoad ImageにClipboard左クリックの画像をペースト、下にClipboard右クリックの画像をペーストすることで マスクの手間が省けます。 ![](inpaint.png) 棒人間用ワークフロー。2vXpSwA7氏のコントロールネット、posetestでポーズを推定してgrowmaskでマスクの適用範囲を拡大しています。 https://huggingface.co/2vXpSwA7/iroiro-lora/tree/main/test_controlnet2 ![](growmask+posetest.png)