I2I-Paint AI画像生成をしていて「I2Iの為に画像を加工したいけど フォトショやクリスタを起動するほどではない」「液タブの電源を入れるほどではない」というような ちょっとした加筆修正の時に使えるペイントソフトのpythonコードです。 出来た画像はクリップボードにコピーしてA1111のI2Iウインドウや ComfyUIのload Imageノードにペーストできるので セーブロードやドラッグアンドドロップのためのウインドウ配置の手間が省けます。 実行にはpythonのインストールが必要です。 Win11で動作確認しています。私の5700Xの環境では高速でカーソルを動かすと線が途切れるので同等以上のCPU推奨です。 また、ペンタブ操作はウインドウが動いてしまうのでマウスモードへの切り替えが必要になりました。 使用法 pythonコードの「I2I-Paint.py」と「起動バッチ.bat」をダウンロードして 適当なフォルダに入れて「起動バッチ.bat」をダブルクリックして下さい。 操作法 画像の上で左クリックで描画、右クリックでスポイト、ホイールボタンで消しゴム切り替え、 ホイール上下でブラシのサイズ調整です。 新規ボタン:新規画像のサイズと背景色、ノイズの有無を選べます。 開くボタン:加工する画像ファイルを選びます。ウインドウへのドラッグアンドドロップでもOKです。 保存ボタン:表示中の画像を保存します。 右クリックするとタイムスタンプをファイル名としてクイックセーブができます。 ドラッグアンドドロップで読んだ画像はその親フォルダに、 それ以外はI2I-Paint.pyのフォルダに「saved_image」フォルダを作ってその中に保存されます。 ブラシキャンバス:クリックでブラシサイズを選べます。 消しゴム:消しゴムのON・OFFを切り替えます。ブラシキャンバス右クリックでも消しゴムモードになります。 カラーパレット:右の色相キャンバスは原色とそれに白か黒を混ぜたものを選べます。 キャンバス上右クリックで正確に原色を選べます。 原色に灰色を混ぜたものは左の彩度・明度キャンバスで選びます。 また、画像表示エリアの外でマウスホイールを上下すると現在選択中の色の明度を調整できます。 ナビゲーション:右クリックでリサイズモードと原寸モードを切り替えます。 リサイズモードは元画像をウインドウ内最大になるようリサイズ表示します。 原寸モードは原寸大表示でナビ内の黄色い長方形をドラッグして表示部分を選びます。 デフォルトはリサイズモードです。 Layerボタン:前レイヤー、後レイヤーの表示を切り替えます。 押すたびに「両方」→「前」→「後」の順で切り替わります。 ※セーブされる画像は表示中のレイヤーのものになるので気を付けてください。 Clipboardボタン: レイヤーを前後合成したものをRGB形式でクリップボードにコピーします。 また、右クリックすると前レイヤーの透明部分を黒、それ以外を白に変換したものをコピーします。 これをComfyUIのLoad Imageに貼ってマスク変換すると正確な前レイヤ―のマスクが得られます。